ぎゃっくんブログ

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【朗報】消失したドコモ口座残高が返金される見込み!しかし、返金されるには条件があった・・・!

こんばんは。ぎゃっくんです。

※今回の内容は、以前ブログに掲載した記事を移転しました。※

 

先日、LINEモバイルに移行する際に、MNP予約を行った結果、

d払いアプリにチャージ済みの約3万円が消失する

という現象が発生し、ブログにも経緯と注意喚起声を上げさせてもらいました。

※前回のブログ記事※ 

ex-bankerkun.hatenablog.com

シンプルに原因と結果を、記載すると、

<原因>

①d払いアプリに表示される「d払い残高」=「ドコモ口座残高」

②ドコモ口座残高には、「口座(プリペイド)」と「口座」の2種類のステータスが存在

③ドコモ口座が解約される条件 ④「口座(プリペイド)」と「口座」の解約時の対応の違い

 

<結果>

⑤返金対象の大きな分岐点は、本人確認済みか否か

ー【悲報】「口座(プリペイド)」は返金対応不可。

ー【朗報】「口座」は返金対応可能。

ー【朗報】「マイナポイント用プリペイド」も返金対象。

⑥参加したキャンペーンポイントについての取り扱い ーマイナポイントd払い独自上乗せ

ー9月開催「d払いチャージで最大1,000ポイント」

⑦まとめ

①d払いアプリに表示される「d払い残高」=「ドコモ口座残高」

d払いに表示されるd払い残高は、d払いにアプリに保有される残高ではなく、dドコモ口座内に保有されているドコモ口座の残高です。

すなわち、ドコモ口座が消滅すると、dアカウントやd払いアプリを引き継いでも、残高が消滅することになります。

②ドコモ口座残高には、「口座(プリペイド)」と「口座」の2種類のステータスが存在

ドコモ口座残高には、「口座(プリペイド)」と「口座」の2種類のステータスがあり、基本的には本人確認前だと「口座(プリペイド)」、本人確認後は、「口座」のステータスになる。

③ドコモ口座が解約される条件

「ドコモ口座」は、次の手続きによって解約されてしまいます。

「回線契約の解約(または名義変更・承継、電話番号保管、休止、MNP(予約)、2in1Bナンバー化、サービス拒否付)」また、dカードdカードゴールドの作成。

ドコモ口座 解約条件.jpg 出典:ドコモ口座

④「口座(プリペイド)」と「口座」の解約時の対応の違い

もし解約になってしまった場合、「口座(プリペイド)」は返金ができない。「口座」は、500円(税抜)の手数料を負担することで、返金が可能であると記載がある。 ドコモ口座残高 返金条件.jpg 出典:ドコモ口座

⑤返金対象の大きな分岐点は、本人確認済みか否か

ドコモインフォメーションセンターに問い合わせをしたところ、私は、本人確認済みであり、「口座」のステータスであるため、手数料500円(税抜)を差し引いた額を返金します。との回答をもらった。

返金書類を送付するので、記入して返送することで、振込をされるそうです。

私としては、「MNP予約時にドコモ口座が解約される旨の記載が見当たらなかったし、どこかに記載していたとしても注意喚起のレベルが低すぎる」という理由から、手数料500円(税抜)を無料にしてほしいと伝えましたが、 ドコモの回答は「電話でMNP予約をする際は事前にドコモ口座が解約される旨を伝え、あらかじめ残高を0にするように伝えている。

また、ネットで手続きをする際にも、表示をしている」という理由から、手数料を免除することを拒否されました。

【悲報】「口座(プリペイド)」は返金対応不可。

ドコモインフォメーションセンターに根掘り葉掘り質問をすると、今回私が返金対象となるのは、

本人確認済みである為

と言われました。

その為、本人確認前の「口座(プリペイド)」であった場合、返金はできなかったと言われました。 確かに、規約にも「口座(プリペイド)」は、法令上、残高の返金をできない旨の記載があります・・・。 ドコモ口座残高 返金条件.jpg 出典:ドコモ口座

 

しかし、これには納得出来かねます。本人確認前でも後でも、ドコモ口座残高とは限りなく「現金」に近い性質の価値があります。

それが、規約に記載されているだけで、返金対象外というのはあまりに横暴だと感じます。 また、ネットで解約対象の手続きをする方や、知らずにdカードを作成した人に、十分な注意喚起をしているようには到底思えず、もし、本人確認前の「口座(プリペイド)」残高が消失してしまった方は、

①ドコモインフォメーションセンターに問い合わせの際、消費者相談センターにも問い合わせをする旨を伝える。

②ドコモ側が対応しない場合は、実際に消費者相談センターに相談する。

ことをお勧めします。

【朗報】「口座」は返金対応可能。

「口座(プリペイド)」の項目で記載した通り、

本人確認済み

である為、返金対象になるとのことでした。

手数料500円(税抜)が差し引かれる点について、注意喚起が足りないこと理由に、手数料免除を交渉しましたが聞き入れてもらえませんでした。

ドコモ口座規約にも、手数料が差し引かれることが記載されているので、これ以上は粘りませんでしたが、納得は言っていません・・・。

【朗報】「マイナポイント用プリペイド」も返金対象。

最も心配していたのが、「マイナポイントプリペイド」の扱いでした。 ドコモ口座残高 消失.png 表示した画像を見てもらうとわかるように、9/1に3万円チャージしたのですが、ドコモ口座上では、「マイナポイント用プリペイド」と「口座」のステータスに分かれて表示がされています。 そして、ドコモ口座の規則を注意深く読むと、

「マイナポイント用プリペイド」とは、「口座(プリペイド)」に属すると記載があり、「口座(プリペイド)」であるならば、返金対象外の可能性がありました。

しかしながら、ドコモインフォメーションセンターの回答では、

本人確認済みか否か

が重要なようで、マイナポイントの為に、チャージした残高も返金されるとのことでした。 また、既にマイナポイントチャージにより付与されたdポイントについても、失効等にはならないとのことで、一番安心したのが、このマイナポイント関連のことでした。 なので、

本人確認済みかつ、マイナポイント用にチャージした残高が消失した方は、ぜひドコモインフォメーションセンターに問い合わせをして返金手続きをしてもらってください!

⑥参加したキャンペーンポイントについての取り扱い

今回、チャージ済みのドコモ口座残高を返金してもらうことによって、既にチャージすることで特典が付与されるキャンペーンについての取り扱いがどうなるのか確認しました。

マイナポイントd払い独自上乗せ

d払い マイナポイント.jpg 出典:d払い

 

マイナポイント登録でd払いを選択し、2万円のお買い物かチャージをすると、1,000ポイント付与されるドコモ独自の上乗せ分については、 今回のドコモ口座消失により、返金を受けたとしても問題なくポイント付与されるとのことでした。

◇d払いをマイナポイント登録することについては、過去に記載した記事をご覧ください。◇ マイナポイント登録は「d払い」が圧倒的にお得か!?

9月開催「d払いチャージで最大1,000ポイント」

9月1日から開催している「d払いチャージで最大1,000ポイント」キャンペーンについても、残高返金をされても、特典付与はされるとのことでした。

また、マイナポイント事業の為の2万円を含んだ3万円のチャージでも、1,000ポイント付与されるとのことでした。

つまり、マイナポイント登録をd払いの【チャージ】を選択された方は、一石二鳥のキャンペーンになるということです。

しかし、1点注意点があり、d払いにチャージした銀行の通帳の表示がマイナポイントチャージ分とその他のチャージ分と分かれていた場合は、どちらか大きい金額に対してのポイントが付与されることになります。

【例】

①銀行通帳の表示(まとめて表示) ドコモコウザ 支払 30,000円 ⇒マイナポイント5,000円+ 1,000ポイント{3万円チャージ:1,000ポイント)

②銀行通帳の表示(分かれて表示) ドコモコウザ 支払 20,000円 ⇒マイナポイント5,000円+ 800ポイント{期間中最大チャージ額を基準⇒2万円チャージ:800ポイント) ドコモコウザ 支払 10,000円 以上の、点はご注意ください。

◇d払い銀行口座チャージキャンペーンについては、過去に記載した記事をご覧ください。◇ d払いチャージで最大1,000ポイント!サクッともらえるキャンペーン

まとめ

いかがでしたか。 結論では、本人確認済みか否かで、天と地ほどの対応の違いがあることがわかりました。

本人確認済みであれば、手数料が取られることに納得がいかない気持ちを抱きつつも、消失した残高が返金されるので、まだ良いと思います。

しかしながら、本人確認前で残高を消失されてしまった方は、怒りが収まらないと思います。現金と同等の価値がありながら、名義変更やdカードの作成などの処理だけで、口座が解約されるなど理不尽にもほどがあります。

いくら規約に記載があっても、注意喚起が不十分なことや、dアカウントが引き継ぎできているにもかかわらず、ドコモ口座のみ解約される仕組みが意味不明です。

どうしても、ドコモ側が返金に応じない場合、消費者相談センターに連絡する旨を伝えたり、実際に消費者相談センターに相談をする手段も取った方がいいのではないかと思います。

今回、私が経験した理不尽なドコモ口座消失の顛末を記事にしました。 ドコモ口座残高が消失してしまった方、またドコモ口座が消失する条件の契約を行おうとする方が、周りにいらっしゃったら、ぜひ注意喚起をしていただき同じ被害に合わないようしてほしいと思っています。

 

以上、"【朗報】消失したドコモ口座残高が返金される見込み!しかし、返金されるには条件があった・・・!"でした。

 

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今後も、役立つ情報を書いていきたいと思います。

本日もありがとうございました。