ぎゃっくんブログ

経理ならではの、数字やお金の考え方を中心に、生活に役立つ情報を発信できたらと思います。

転職活動をしないと損している!?転職活動を通してわかったこと2点。

お久しぶりです。ぎゃっくんです。

だいぶご無沙汰しておりました。新年以来でしょうか。

 

まず、1つご報告ですが昨年の年末から動いていた転職活動が無事終わりました!!

非上場企業の経理⇒上場企業の経理へとキャリアップすることができました。

また、年収も何十万と上がる見込みです。

 

今回お伝えしたいことは、”転職活動はした方がいい”ということです。

これは、私が納得いく結果が出たからではなくプロセスから感じたことです。

 

いやいや、転職なんて必要ないよ、転職なんてリスクだらけだよ、と転職活動に消極的な方は、以下の質問に答えられるでしょうか?

①他企業・転職市場で求められるスキルや経験

②自分の年収相場

 

上記2点は、同じ会社に勤めているとついつい意識しなくなってしまう項目ですが、知らないことで現在、そして将来的に大きく損をしてしまうリスクがあります。

 

1つの企業で努力していれば、意識する必要はないじゃないかと考える人はいるかもしれません。

しかし、終身雇用制度が崩壊しつつあり、昔のような右肩上がりの昇給も見込めないのに、税金ばかりが増えていく現在。

果たして今の会社で定年まで働くことができる保証はあるでしょうか?

 

どんなに頑張って働いても会社の業績が傾けば、ボーナスカット、昇給なし、または望まない異動でモチベーションが下がるかもしれません。

 

その時になって、転職しよう!と思い立っても、後の祭りになっている可能性は十分にあるんです。

 

その理由を詳しく解説していきます。

①他企業・転職市場で求められるスキルや経験を知ろう。

自分が今まで経験してきた業務やスキルについて振り返ってみてください。

経理であれば、

・決算補助

・単体決算取り纏め

・連結決算業務、開示業務、監査対応、内部統制など

求められる経験は多くあります。

 

また、同じ経理経験でも、非上場企業の決算取り纏めと上場企業の決算取り纏めでは、転職市場における評価は異なります。

実際に、求人票の必須条件を見ると、「上場企業での経理経験3年または、監査法人税理士法人での経験3年以上」という記載を多く見かけます。

 

この時点で、非上場企業に勤めている人は、応募できる求人が大きく減ってしまいます。また、「決算業務3年以上(or5年以上)」という必須項目も多く見かけます。

 

みなさんどうでしょうか。上場企業での経理経験3年や決算業務3年以上(or5年以上)は満たしていますか?

これは一朝一夕でクリアできる条件ではありません。

上場企業での経験かどうかは勤めている会社次第ですが、少なくとも決算業務3年以上は、目標を持ち努力することで今勤めている会社で満たすことができるでしょう。

 

決算補助業務だけでは応募できる求人が激減します。

私が転職活動を始めたときには、上場企業も決算業務経験も満たしていませんでした。

私が持っているスキルは「決算補助+決算取り纏め1年」だったです。

幸い子会社の決算取り纏め経験が少しあったのですが、規模もとても小さく「決算取り纏め」という実績としては不足していました

 

正直、焦りました。

そして、後悔しました。どうしてあらかじめ目標を持ち、決算取り纏めができるように行動してこなかったのか、と。

だから、この記事が目に留まった方には是非、転職市場で求められるスキルや経験を把握して、日々行動をしていってほしいです。

 

何も、転職しなければならないわけではありません。今の会社に勤めていいんです。

しかし、いざとなったときに絶望しないようなキャリア形成をすることは決して無駄にはならないと思います。

 

②自分の年収相場を知ろう。

みなさんは、自分の年収が適正かどうかわかりますか?

私は、自分の年収は低いと感じていました。

それは、勤めている会社で周りの人より仕事をしているし、スキルもあります。上長からも信頼され仕事をこなしてきた自負があったからです。

周りと比べても文句ばかり言って、仕事を満足にしない社員がいることを知っていました。しかし、納得いかないことに仕事をしない社員と私の給料はそんなに差がなかったんです。

 

転職をすれば、もっと年収が上がるはず!

しかし、転職エージェントとの面談で驚愕しました。

私の経理スキルと年収を照らし合わせると適性なんです。

エージェントによれば、経理のスキルと年収の棲み分けはある程度明確で、

・決算補助・・・・400万円

・決算取り纏め・・450万円

・上場企業経験や、+α・・・500万円以上

と言われたのです。

私は400万円にあと少し、という年収だったので、大きく年収を上げることは難しいと言われました。

 

実際に年収が高く提示されている求人票を見ると、スキル以外にも簿記1級取得、TOEIC750点以上、税理士科目合格者などなど難しい内容ばかりでした。

 

自分はもっと給料を高くもらえるはずだ!!と思っていても、他社から見ると全然普通だったりするのです。

③まとめ

みなさん、2つの質問についてどうでしたか。

今勤めている会社だけでは、判断できないことが多くあったのではないでしょうか。

客観的な情報を知ることは、将来にわたっても決して損はしません。

 

今まで、ずっと不満に思っていた会社でも、実は周りに比べると高い給料をもらっているかもしれません。そのことを知ったら、今の会社で働くモチベーションが上がることもあります。

 

反対に、自分の持っているスキルや経験から考えると、年収が低すぎると気づくかもしれません。働きやすさや人間関係、など、年収だけでは測れないことも多いですが、もし年収をもっと上げたいと思うのなら、転職という選択肢も見えてきます。

 

今すぐ、転職して年収アップは難しい人も、転職市場で求めれることを知っていれば、1~2年努力して、経験を積んだり、資格を取得したりすることで、内定をもらえる可能性は大幅に上昇します。

 

漫然と日々働く人と、目標や高い意識を持って働く人では、将来的に大きな差がついてしまう、と私は今回の転職活動を通じて感じました。

 

以上、"転職活動をしないと損している!?転職活動を通してわかったこと2点。"でした。

 

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今後も、役立つ情報を書いていきたいと思います。

本日もありがとうございました。